2025年5月27日（火）、本学正課科目「地方財政論」に、財務省東北財務局 山形財務事務所の職員の方々をお招きし、「財政教育プログラム」を実施しました。
　「財政教育プログラム」とは、国の財政に興味を持ってもらい、財政の仕組みや課題について理解を深め、自分たちの国の将来について考え、判断できる知識を育むことを目的としたプログラムです。

　講義の前半では、財政の現状についての講義が行われ、「財政とは何か」「国の歳出と歳入のバランス」「国から地方への資金の流れ」などについてわかりやすく解説していただきました。職員の方からは、「日本の財政の未来を考えることは、自分自身の将来を考えること。一人ひとりが予算の使い方に関心を持ち、財政のバランスについて考えることが重要」との説明がありました。

?　後半は、「財務大臣になって国の予算を作ろう！」をテーマに、タブレット端末を用いた予算編成シミュレーションを行いました。
　はじめに個人で「どんな国にしたいか」「何を重点的に充実させたいか」を考え、テーマを設定。その後、グループに分かれて、実際の新世纪国际娱乐_新世纪娱乐-官网6年度予算を参考にしながら、歳出?歳入の配分を調整し予算案を作成しました。

　学生たちは、「予算を増やすと他の分野はどうなるか」「増額や減額の理由は何か」など、全世代に自分たちが作成した予算を理解してもらえるよう、限られた財源のなかで、様々なバランスを調整しながらシミュレーションに取り組みました。

　講義の最後には、「財政の中身を決めるのは国会議員であり、その議員を選ぶのは私たち国民。ぜひ選挙に足を運び、投票してほしい」と、メッセージが送られました。

　学生にとって、実践的に財政を学び、社会の仕組みを考える貴重な機会となりました。
　財務省東北財務局 山形財務事務所のみなさま、ありがとうございました。